建築士の増山です。

前回は一つの物件を例に
ワンルームマンション
投資の危険性を
シミュレーションして
みました。

現実に被害をこうむった
30代男性の話が以前
NHKの『クローズアップ現代』
で取り上げられたそうです。

注意喚起の意味でその
内容をご紹介します。

男性は10年ローンで数百
万円の築古区分マンション
を買いました。

駅から徒歩20分という
立地条件なので

あまり魅力のある物件
ではありません。

しかも男性は不動産
投資塾に百万円も
授業料を払って購入
を決めたそうです。

高額塾の連中は高い
コンサル料をぶんどり

不動産屋からは売買の
仲介手数料を得ます。

つまりダブルで儲ける
ために彼らはどんな
クズ物件でも言葉巧みに
勧めて買わせようとします。

10年間のローンが完了
すれば、その後安定的
な家賃収入が毎月入る

こんな言葉に騙されては
いけません。

余程良い立地条件の
物件でない限り、入居者
が途切れないなどという
ことは有り得ません。

家賃収入からローンの
支払いを引いても毎月
9000円の赤字の物件です。

入居者が途切れたら毎月
6万円近い赤字になります。

これでは首を絞められる
ような感覚に陥ります。

こういう物件は絶対買って
はいけません。

銀行もこのような物件には
担保の価値を見出しません。

なのになぜローンを組ま
せるのか?

それは男性が給与所得者
だからです。

銀行はあなたの月収を担保
に有していると言っても
過言ではありません。

だから一会社員が赤字に
なるような不動産投資
に手を出すと命取りに
なりかねません。

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