建築士の増山です。
私は以前ある組織で
地上げをやっていました。
反対者に立ち退いてもらう。
100人に一人は大反対する。
それを動かすことを
「交渉」と呼びますが、
それが私の仕事でした。
相手によりますが
ある人とは何年も掛けて
「交渉」しました。
私が動かせなかった人は
一人もいません。
決め手を掴んでいたからです。
決め手、とは何か?
ズバリ、お金です。
しかし!
「私はお金で動いた」
と、相手に思われてはいけない。
私は正当な評価をされた。
私は認められた。
そう、感じてもらえる。
そこが唯一つの決め手でした。
そして「交渉」を始めるキッカケ。
決してこちらの話は言わない。
一ミリも言わない。
「お前は今日、何をしに来た?」
そう言われてはじめて
こちらの話を少しだけする。
少しだけ。
がキモ。
一番苦労した人反対者Aさん。
三年掛りの「交渉」でした。
Aさんとの初対面のとき私は
大声でこう怒鳴られました。
「お前らは自分達のことしか
考えてねーじゃねーか!!」
なぜ、Aさんは怒鳴ったのか?
その理由とは?
次回の金曜日に続きます。
不動産投資建築家
一級建築士 増山大